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Windows 10 Home と Ubuntu 20.04 LTS のデュアルブートにする

[2022/09/05 追記] その後、この PC は Windows 11 Professional と Ubuntu 22.04.1 LTS のデュアルブート機になっています。手順は同じ。

Android OS をフルビルドできるくらいのスペックの開発環境がなんとなく欲しくなってしまったので、PC を新調することにしました。昨今の状況からポータビリティーに拘る必要もあまりなくなっちゃいましたし、Windows 10 とデュアルブート仕様のデスクトップ機にしておけば困ることはないでしょう。

PC のスペックや構成するパーツに関する話はこちら。

cheerio-the-bear.hatenablog.com

インストール方法

デュアルブートを実現する方法について参考にさせて頂こうと思い、複数の個人ブログや企業ブログを見て回りました。実現方法はもちろんのこと、おまじない的なものの類まで複数あって惑わされましたが、結局のところこのシンプルな手順で普通に実現できたみたいです。しばらく使ってみていますが、今のところ不都合はありません。

  1. Windows 10 Home を USB メモリから UEFI モードでインストールする
  2. Windows 10 上で基本パーティションを半分に縮小する
  3. Ubuntu 20.04 LTS を USB メモリから UEFI モードでインストールする

1. Windows 10 Home のインストール

DSP 版で Windows 10 Home のライセンスを購入したので、ついつい届けられた DVD メディアを使ってインストールしてしまったのは失敗だったようです。

同様にしくじってしまった人は、Windows の「システム情報」の BIOS モード表示が「レガシ」になっていることに気付くことでしょう。次のスクリーンショットのように、UEFI モードでインストールされているのが期待です。

BIOS モードは UEFI

下記マイクロソフトのサイトからダウンロードできるインストールメディア作成ツールを使い、UEFI モードでインストールできる USB メモリを作成しましょう。

www.microsoft.com

また、インストールした後になって、Windows OS 標準機能のリモートデスクトップWindows 10 Home では使えないことに気付きました。価格差が大きくないことを考えると、もしかすると Windows 10 Pro にしておくべきだったかもしれません。まぁ、今のところ特に困ってはいません。

2. Ubuntu をインストールする領域を空ける

新調した 1TB の SSDWindows 10 Home を新たにインストールしたので、そのほぼ全領域が C ドライブのためのパーティションに割り当てられました。Windows の「ディスクの管理」を使ってそのパーティションのサイズを半分近くまで縮小し、Ubuntu の基本パーティションのために領域を空けました。

空けた領域を「未割り当て」の状態にしたまま Ubuntu のインストール作業を終え、最終的にパーティション構成はこんな感じになりました。約 430GB のパーティションUbuntu が入っています。

Ubuntu をインストールした後はこうなる

Windows 上でこの空き領域を作る手続きをしてはいけないと書かれているブログも見かけましたが、今は特に問題が発生しなくなっているのかもしれません。

3. Ubuntu 20.04 LTS のインストール

Ubuntu は下記サイトからダウンロードします。

jp.ubuntu.com

インストール用の USB メモリを作るために、Rufus を利用しました。パーティション構成には GPT、ターゲットシステムには UEFI を指定します。

RufusUbuntu のインストールメディアを作成