クマは森で用を足しますか?

アウトプットは重要です。

DOS/V POWER REPORT を参考にデスクトップ PC を組む

Android OS をフルビルドできるくらいのスペックの開発環境がなんとなく欲しくなってしまったので、PC を新調することにしました。昨今の状況からポータビリティーに拘る必要もあまりなくなっちゃいましたし、Windows 10 とデュアルブート仕様のデスクトップ機にしておけば困ることはないでしょう。

Windows 10 Home と Ubuntu 20.04 LTS のインストールに関する話はこちら。

cheerio-the-bear.hatenablog.com

PC の自作なんて久しぶりなので、DOS/V POWER REPORT に掲載されていた大満足自作プランを参考にさせて頂きました。7 万円プランを参考にしたはずなのに、10 万円プランプラスアルファくらいになりましたよね。でも、既製品を買うよりも全然楽しめるのでヨシ。

モニタと HDMI ケーブル、キーボードとマウスは今回新調せず、下記のものを調達しました。ほとんどのものが Amazon で揃ってしまうことにちょっと驚きました。価格的にもその時点における最安値だったり、最安値と大きな価格差がなかったり。PC パーツは PC パーツショップで、という時代では無くなっているんですね。

ケース Thermaltake Core V21
マザーボード ASRock B550M Pro4
CPU AMD Ryzen 5 3600 BOX
CPU クーラー サイズ 虎徹 Mark II
グラフィックボード MSI GeForce GTX 1660 SUPER AERO ITX OC VD7112
メモリ Crucial CT2K16G4DFD832A DDR4-3200 PC4-25600 (16GB x 2)
M.2 SSD WD Blue SN550 NVMe WDS100T2B0C 1TB
ATX電源ユニット 玄人志向 KRPW-N500W/85+
Wi-Fi モジュール Intel 7260HMW + Fenvi miniPCI/PCI-E wifi 変換ボード
OS Windows 10 Home 64 ビット DSP 版 + Ubuntu 20.04 LTS

ケース

思ったよりも大きいとの評判のこちらのキューブ型ケース、確かに思ったよりも大きいです。でも、ケース内の空間に余裕があって組み立てやすく、良いケースだと思います。もう一台組み立てる機会があれば、Mini-ITX で Core V1 の方も使ってみたいです。

比較のために 1 ドル紙幣を置いてみましたが、このサイズ感、わかるでしょうか。おしゃれなオーブンレンジみたいで、かわいいです。もし「省スペース」が重要な場合は、キューブ型はおすすめしません。

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思ったよりも大きい

組み立てる上でほんの少し面倒なのは、電源ユニットを支えるブラケットの部分くらいではないでしょうか。2 つのブラケット部品を組み合わせ、下の写真のようにネジで止めます。

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平らな頭のネジはこっち
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丸い頭のネジはこっち

CPU

Intel/AMD の CPU 性能比較グラフなんてものがたくさん出回っているじゃないですか。第 10 世代 Core i5 同等もしくはちょい上くらいがいいなと思ったので、Ryzen 5 は 3600 を選択。

CPUクーラー

特にこだわりはないので、売れ筋のものを。

それにしても、最近の CPU クーラーについてくるヒートシンクは大きい。タワーマンションの模型のようにそびえ立ってます。

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CPUクーラーのヒートシンクがすごい

グラフィックボード

本来の目的を考えれば、蛇足です。Unity とか Blender とかやりたくなっちゃう未来を見据えて、これくらいのスペックにしてみました。

メモリ

Android OS のフルビルドに必要なメモリ量は増加の一途ですので、そろそろ 32 GBくらいは必要なんだろうと考えました。

www.pc-koubou.jp

ASRock B550M Pro4 の場合、A2 スロットと B2 スロットにそれぞれ装着します。

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一番外側に一枚、ひとつ空けてもう一枚

M.2 SSD

1TB あればとりあえずそれでいい、程度の基準で選びました。M.2 SSDヒートシンクは、ASRock B550M Pro4 に付属されているものをそのまま利用。

ATX電源ユニット

これも適当に売れ筋のものを選んじゃいましたが、グラフィックボード用の電源ケーブルがもう少し長いと嬉しい感じでした。今回の構成でもちゃんと届いているので、全く問題はないんですけども。

Wi-Fi モジュール

Mini PCI 用の Wi-Fi モジュールを変換して PCI Express に装着することにしたのは、もう調べるのが面倒になったからです(正直)。マザーボード自体にもスロットがあるわけですし、こんなまどろっこしいことをする必要は本来ないはずです。

この Joekyo さんのブログを拝見して、Windows / Ubuntu の両方で問題なく利用できているとのことでしたので、そのまま乗っかった次第です。

joekyo.com

どちらの OS でも何もしなくてもちゃんと認識してくれて、期待通りでした。ただ、グラフィックボードと並べて挿すと、グラフィックボードのファンとほんの少し干渉してしまいます。一番外側のスロットに挿すことにして、難を逃れています。尚、Wi-Fi モジュールを変換ボードに装着するのは簡単ですが、2 つのアンテナプラグの接続は指の細い人のほうが得意そうです。

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不器用には厳しい大きさ

Windows 10 Home 日本語版

プロダクトキーを入手するため、今回は Home の DSP 版を購入しました。価格差が大きくないので、Pro でも良かったかもと思ったりしてます。

送付される DVD メディアではなく、マイクロソフト社から提供されているツールを使ってインストール用 USB メモリを作りました。

www.microsoft.com