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"English" で作った Google Home アプリを起動できなくなる

"English" のみをサポートする Google Home 用アプリケーション(下記)を作っていたときに、アプリの利用目的の根幹に関わる不思議な現象に遭遇しました。

cheerio-the-bear.hatenablog.com

日本語 (日本) 設定の Google Home mini で使えていたのに

自作アプリケーションのテストには、Google Home mini を使用しています。「アシスタントの言語」設定は日本語 (日本) のみですが、つい数日前までは "Talk to" + (アプリケーション名) の発話でそのアクションを起動することができていました。同じように話しかけるのですが、昨日くらいから起動することができません。タイミング的には、アプリケーションの初版が承認されてデプロイされた頃に近そうです。

アクティビティのログを確認してみると、もうさっぱりそんなアプリケーション名は知らないように見えることもあれば、次のスクリーンショットのように知らないわけでもなさそうなこともあります。最下段の "My English Learner" が、そのアプリケーションの名前です。

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アシスタントの言語 - 日本語 (日本) のみ

日本語 (日本) + English (United States) の両方(この順番が挙動を左右します)を設定しても駄目です。

English (United States) 設定なら起動できる

「アシスタントの言語」設定を English (United States) に変更すれば、数日前までと同じように開発中のアプリケーションを起動することができます。もしかしてそういう仕様なんだろうか、自分を含めた日本人に使われるべきアプリケーションだと考えているのでそれは困るなと思ったのですが、なんだかそれが期待動作なような気はしません。

English (United States) + 日本語 (日本) 設定なら起動できることが多い

前述のように日本語 (日本) を先に、二つ目に English (United States) を設定しても駄目でしたが、その順番を入れ替えると改善が見られます。アクティビティのログが、下記のスクリーンショットのようにちょっと不思議な感じになっています。これはうまく起動することができたときのアクティビティログなのですが、Google Home Mini の中の English (United States) の人が、日本語 (日本) の人に競り勝ったかのようです。

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アシスタントの言語 - English (United States) + 日本語 (日本) で大丈夫な場合

この「アシスタントの言語」設定なら確実に起動できるのかというと、そうでもないのが不思議なところです。起動できなかったときのアクティビティログは、次のようになっていました。English (United States) の人が該当アクションの存在を認識し、その起動にも成功していそうですが、日本語 (日本) の人がそれを抑え込んで終わらせてしまっているんでしょうか。

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アシスタントの言語 - English (United States) + 日本語 (日本) で駄目な場合

余談 : Learner の発音って難しい

完全に余談ですが、"Learner" の発音が苦手なことに気付きました。自分で作っているアプリケーションなのに、アプリケーション名末尾の "Learner" をうまく認識させることができず、何度も起動に失敗することがありました。何度も繰り返したので、今ではちょっとうまくなっています(たぶん)。